【2025年最新】導入企業が急増中!業務効率化に繋がるAI議事録サービス7選

運営会社:合同会社サステックス


元Microsoftエンジニアが立ち上げたAI・システム開発に特化したテクノロジーカンパニー。
機械学習や生成AIを活用したPoC開発や業務効率化、プロダクト構築を支援。
累計200件以上のAI開発・技術支援の実績があり、伴走型支援が強み。

この記事は約8分で読めます。

最近特に実感するのが、会議の議事録作成をAIで自動化する動きがここ数年で加速しているということです。

コクヨでは、これまで1時間の会議に対して4時間以上もかけて議事録を作成していたのが、AIを導入したことでたった30分で済むようになりました(参考:専門用語が多い会議の議事録作成時間を90%削減。Web会議ツールとスマート書記の文字起こしの違いとは)。実際に弊社でもAIを活用した議事録サービスを構築しておりますが、顧客の仕様を細かく正確に把握する事が出来るため、営業時や採用時など様々な便利で活躍しています!

本記事では業務で使えるAI議事録サービス7選を紹介します。私自身のプロジェクト経験を踏まえ、各サービスの特徴や導入効果、選び方のポイントも解説しますので、自社に最適なツール選定の参考にしてください。

目次

なぜ今、AI議事録サービスの導入が進んでいるのか

働き方改革や人手不足といった社会的背景を踏まえ、従業員の生産性をいかに高めるかは、企業規模を問わず大きな課題となっています。従来の議事録作成は、膨大な録音の確認や要点の整理といった手間と時間を要する業務でしたが、AI議事録サービスの活用により、その負担を大幅に軽減できる可能性を秘めています。

近年は、「クラウド×音声認識×生成AI」といった技術融合が進んだことで、議事録サービスの精度と実用性も格段に向上しています。以前は誤認識や雑音処理に課題がありましたが、現在ではZoomやTeamsなどの主要な会議ツールとリアルタイムで連携し、複数話者の区別や専門用語の反映も可能なレベルに達しています。特にGPT-4などの大規模言語モデル(LLM)による要約機能は、発言の背景や文脈をふまえた高品質なアウトライン作成を可能にし、「記録」から「要約」への自動化が現実のものとなっています。

導入ハードルが下がっている点も見逃せない要因です。今では月額数千円から利用できるサブスクリプション型のサービスが増加し、初期費用を抑えたスモールスタートが可能になりました。さらに、Pマーク・ISMS認証取得済みの国内事業者によるサービス提供も増加したことで、法務や情報システム部門の承認も得やすくなり、現場主導で導入を進めやすい環境が整いました。

このような音声認識精度の向上・生成AIの進化・コスト低下・セキュリティ面の強化により、AI議事録サービスの導入が加速度的に広がっていると言えるでしょう。

業務効率化に繋がるAI議事録サービス7選

ここからは、実際のAI議事録サービスを7つご紹介していきます。費用や機能面での比較も掲載していますので、自社のニーズに合ったものを探してみてください。

【業務効率化に繋がるAI議事録】1. スマート書記

引用: スマート書紀

まずご紹介するのは、導入実績6,000社を超える「スマート書記」です。特に導入が多く、大手企業から自治体まで幅広く活用されています。このツールの魅力は何といっても、文字起こしの精度と議事録の即時生成です。専門用語も事前に登録すればしっかり認識してくれますし、会議が終わった直後には要約付きの議事録が手元に届きます。月額1万円から始められて、まずは14日間の無料トライアルで試してみることもできます。

【業務効率化に繋がるAI議事録】2. ScribeAssist

続いて紹介するのは、アドバンスト・メディア社が提供する「ScribeAssist」です。医療・法律・製造など、専門用語が多い業種の企業に強く支持されているこのツールは、オフライン環境でも利用できるのが大きな特徴です。ある自治体では、録音した音声を聞き返して何時間もかけて手作業で議事録を作成していたところを、ScribeAssistを使うことで1時間以内にまとめ終えるようになったそうです。オフライン対応でデータをクラウドに残さない点も安心で、自治体など機密性が求められる現場には非常に適しています。

【業務効率化に繋がるAI議事録】3. AI議事録取れる君

コストを抑えつつ議事録業務を効率化したい方には、「AI議事録取れる君」もおすすめです。ZoomやTeamsと連携して会議を録音・文字起こし・自動要約してくれるこのツールは、個人なら月額980円から、法人であれば5,500円から使える手軽さが魅力です。また、安価でありながらも、利用者の口コミによると、他サービスよりも文字起こしや議事録作成の精度が高いことが評価されており、コストパフォーマンスの高いツールと言えるでしょう。

【業務効率化に繋がるAI議事録】4. AI GIJIROKU

国際的な会議が多い企業で注目されているのが「AI GIJIROKU」です。導入企業数9,000社を超えるこのツールは、リアルタイム翻訳や音声認識精度の高さが特徴です。会議後の修正内容をAIが学習するため、使えば使うほど精度が向上していくのもユニークなポイントです。ある外資系企業では「英語に自信がない社員でも、翻訳字幕があるから発言しやすくなった」と好評で、結果的に社内コミュニケーションも活性化したといいます。

【業務効率化に繋がるAI議事録】5. Rimo Voice

日本語の音声認識に特化している「Rimo Voice」は、録音データの文字起こしをとにかくスピーディーに済ませたい方にぴったりのツールです。1時間分の音声がわずか5分でテキスト化されるという処理性能には私も驚きました。また、テキストと音声がリンクするスライダー再生機能を使えば、必要な箇所だけをすぐに確認できます。安城市役所の導入事例では、以前使っていたツールに比べて半日かかっていた議事録が30分で済むようになり、現場からの満足度も高いと評価されています。

【業務効率化に繋がるAI議事録】6. tl;dv 

「tl;dv」は、ZoomやGoogle Meet等と連携して、会議のハイライトを自動的に抽出してくれるユニークなツールです。世界で200万人以上が利用しており、特にグローバルなスタートアップやリモートワークが主流の企業から支持を集めています。ツールの拡張性が高く、SlackやNotionとの連携して要点クリップをチームに共有することもでき、後で録画を見返さずともポイントを簡単に伝えられる効率性が魅力的です。多言語対応もされており、海外とのやり取りにも安心して使えます。

【業務効率化に繋がるAI議事録】7. ZMEETING

最後にご紹介するのは、「ZMEETING」です。議事録を作成するだけでなく、会議参加者の「感情」までも可視化できるという、まさに次世代のAI議事録サービスです。話している人の感情の起伏や雰囲気をグラフ化することで、商談の振り返りや会議の改善にも活用されています。株式会社ハレックスの導入事例ではZMEETINGを活用し、議事録担当者が作成業務に追われることなく、会議に集中できるようになったそうです。

各サービスの比較表

サービス名スマート書記ScribeAssistAI議事録取れる君AI GIJIROKURimo Voicetl;dvZMEETING
価格月額10,000円〜(+文字起こし分)個別見積個人: 月980円〜
法人: 月5,500円〜
個人: 月1,500円〜
法人: 月200,000円〜
個人:月1,650円~
法人:個別見積
月3,080円〜年162,000円~
無料トライアル14日間あり14日間あり個人プランのみあり個人プランのみあり7日間ありあり14日間あり
導入実績6,000社以上2,640件以上1,500社以上9,000社以上1,000社以上200万人以上900社以上
導入形態クラウド型スタンドアロン型クラウド型クラウド型クラウド型クラウド型クラウド型
文字起こし精度90%以上の精度90%以上の精度※AmiVoice搭載96%の精度99.8%の精度高い日本語認識精度96%の精度90%以上の精度
要約機能ありありありありありありあり
翻訳機能文字起こし結果の翻訳(8ヶ国語対応)なしリアルタイム翻訳(16ヶ国語以上対応)リアルタイム翻訳(30ヶ国語対応)リアルタイム翻訳(20ヶ国語以上対応)文字起こし結果の翻訳(30言語以上対応)リアルタイム翻訳

以上、7つの注目すべきAI議事録サービスをご紹介しました。それぞれ得意とする領域や特徴が異なりますが、共通して言えるのは「議事録作成にかかる手間と時間を大幅に削減できる」という点です。気になるサービスがあれば、ぜひ一度トライアルなどで使い心地を確かめてみてください。

AI議事録サービス導入成功のポイントと今後の展望

最後に、AI議事録サービスを導入する際に意識しておきたいポイントについて、私の経験からいくつかお伝えします。まず何より大切なのは、「導入の目的を明確にしておく」ことです。ただ文字起こしができれば十分なのか、それとも会議後のタスク管理や情報整理まで含めたいのかによって、選ぶべきツールやプランは大きく変わってきます。たとえば、議事録さえ残せれば良いという方には、低価格で精度の高い文字起こし特化型のツールが適していますし、意思決定のサポートやToDo管理まで求めるのであれば、スマート書記のような多機能型のサービスが向いています。

次に、「無料トライアルを活用する」ことも非常に重要です。どのツールにもそれぞれ特徴や相性の違いがあるため、自社の会議データを使って実際に試してみるのが一番確実です。特に、専門用語が多い部署や、複数人が同時に発言する場面が多い企業では、事前の相性チェックが導入成功の鍵となります。

また、「セキュリティ対策や運用ルールとの整合性」も確認しておきたいポイントです。クラウド型かオンプレミス型か、データがどこに保存されるのかといった仕様が、自社の情報管理ポリシーと合致しているかをあらかじめチェックしておきましょう。たとえば、機密性の高い情報を扱う部署では、オフライン対応が可能なサービスを選ぶことが有効な選択肢になります。

最近では、AI議事録ツールそのものも進化を続けています。たとえば、2025年には音声認識精度96.2%を誇るSecureMemoCloudといった新興サービスも登場しており、今後は各ツールがAPI連携などで他の業務システムとも連動し、ナレッジ共有や業務改善提案まで行う時代が来るかもしれません。

私たちサステックスでは、こうした最新AIツールの選定や導入支援はもちろん、業務プロセス全体の効率化・DX支援までを一貫して行っています。議事録作成は業務改善の入口にすぎませんが、そこを見直すだけでも、年間で数百時間・数百万円単位の削減が可能になります。

「うちもそろそろ導入したほうがいいのかな?」と感じた方は、どうぞお気軽にご相談ください。一緒に最適な一歩を考えていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。AI議事録ツールの力で、あなたのチームの会議がより有意義な時間になることを願っています。


「AI活用したいけど、どこに頼めばいいか分からない…」とお悩みの方へ。
サステックスは、AI歴10年以上の元Microsoftエンジニアが率いる開発チームです。
PoC〜開発運用まで、ビジネスと技術の両面で支援します。まずは無料で相談してみませんか?

目次